2006年04月19日

マイホームは一生の買い物

マイホームを購入するには、年収の何倍もの資金が必要です。家賃の安い社宅や、公営住宅に住んでいる間にコツコツお金を貯めて、頭金で購入する人もいますが、ある程度の自己資金が貯まったところで、住宅ローンを組み購入するのが一般的です。
住宅ローンには、公的ローンと民間ローンがあります。公的ローンの代表格が、住宅金融公庫の融資「公庫ローン」と、年金資金運用基金などの「年金住宅ローン」、雇用・能力開発機構などの「財形住宅ローン」「自治体ローン」、住宅・都市整備公団(UR)の「公団ローン」があります。(但し、公団ローンは、住宅・都市整備公団(UR)の分譲住宅を割賦払いで購入する場合のみ利用できる公的ローンです。)
一方、民間ローンには、銀行、生命保険会社、労働金庫(ろうきん)などの住宅ローンがあり、企業によっては、福利厚生で社員向けに有利なローンも設けています。但し、金利の種類や返済期間、融資限定額、借りる人の年齢制限、購入する住宅の条件などは、ローンによってさまざまです。また、住宅金融公庫や年金の融資は、2006年度に廃止の予定です。

賢い「公的ローン」の組み方

公的ローンには、固定金利型が多く、借り入れ時の金利が返済終了まで変わりません。(但し、財形住宅ローンは、5年間固定金利制の変動金利型になります。)公庫は、11年目から適用金利が上がる段階金利制を採用しています。これは、適用金利が購入時に決定しているもので、この先10年、20年と返済を続けていくうちに頻繁に金利が上昇して、返済額がどんどん増えるなどの心配がありません。最近は、民間でも長期固定金利のローンが出てきました。また、最近では、民間で住宅金融公庫方式を採用した長期固定金利のローンがでてきました。但し、購入する物件や住んでいる地域によってこうした長期固定金利のローンが利用できない場合もあります。そういう人におすすめなのが、固定金利選択型のローンです。これは、固定金利型と変動金利型を合わせたタイプで、当初3年もしくは5年間の一定期間は固定金利、その後は改めて金利を見直す仕組みです。自分のライフプランに合わせ、金利動向を見ながら固定金利、変動金利の切り替えができます。但し、金融機関によっては、一度、変動金利型を選択したら二度と固定金利型に変更できないローンもありますので、事前に調べておく必要があります。住宅購入の際、ローンの組み合わせを不動産業者にプランニングしていただくのが一般的ですが、不必要に提携ローンを組み入れられる場合がありますので、同時に複数の試算サービスを利用し、比較検討することをおすすめします。試算サービスは、銀行のローン相談窓口の他に、住宅金融公庫や銀行のホームページ、雑誌『日経マネー』のホームページなどパソコンでも気軽に計算できます。

無理な返済は命取り

さて、利用するローンが決まってから気をつけることは、返済期間と返済方法の選択です。返済期間の設定は、月々返済できる額面から割り出すと良いです。早く返済を終えたいと無理なプランを立てると、急な出費が重なった時、支払いが困難になる恐れがあります。月々かかる管理費や修繕積立金、固定資産税の出費もふまえた上で返済金額、返済期間をはじきだしましょう。目安として、年間の返済額を年収の20%より少なめに設定すると家計がラクです。逆に30%超に設定してしまう危険です。月々の返済額を低めに設定して、家計の貯蓄分でどんどん繰り上げて返済していく方が、気分的にラクです。

お得な「元金均等返済」

返済方法は、基本的に元利金等返済と元金均等返済の2種類です。元利金等返済とは、元金(借入金)と利息を含めた毎月の返済額の合計金額が、返済期間中一定になるような仕組みで、一方、元金均等返済は、元金を返済期間で均等に割り、それに利息を加えて返済していく方式です。元金が減っていけば利息も減っていくので、毎月の負担は、次第に軽くなっていきます。返済のし易さでは元利均等返済がラクですが、返済総額は元金均等返済の方が安く済みます。

自動車の購入はできるだけ現金で

車をローンで購入する人が多いようですが、「最初の車のローン返済を終える頃、また新しい車に買い替えたくなった。」という経験はありませんか?
ローン返済時に、コツコツ資金を貯めていればいいのですが、ローンの返済に追われて、資金はない、下取り価格も思ったより少ない、そのため新車を買う準備が整わず、またローン地獄ってことに。新車・中古車に関わらず、車を買うならキャッシュで買うことが望ましいです。現金一括払いが無理でも、できる限り多くの頭金を準備し、借入額を抑えて返済期間を短くして、買い替えに備えたいものです。

マイカーローンは金利にこだわって決めましょう

やむを得ず車のローンを組む際、特に重視してほしいのは金利です。勧められるまま金利の高いディーラーローンを組むのではなく、信販会社や金融機関が行なう自動車ローンと比較検討してみましょう。ディーラーの提携ローンの金利は年利で約9%、信販会社や金融機関のマイカーローンの金利は、約2.8%~6.5%ほどです。100万円を36回の分割払いで返済するにしても、3%と9%とでは、返済額で10万円近い差がでます。借入額と返済期間がほぼ一定のケースで何社か見積もりを出してもらい検討してみてください。

ろうきんはリーズナブル

労働組合に加入している人を対象とした「ろうきん」(労働金融金庫、各都道府県にあります)の自動車ローンも侮れません。
東京都を例にあげると、融資額は最高500万円、融資期間は最長10年までと良心的です。金利もディーラーローンに比べて低い上に、金利優遇キャンペーンを実施することも多いので、マメにチェックして、キャンペーンに合わせて自動車購入を検討するのもいいでしょう。組合員でなくても出資金を支払えば準組合員になれ、適応金利プラス0.2%程度でローンが組めます。

ニューモデル追求派には「リース型ローン」もおすすめ

車を定期的に乗り換えたい人におすすめのローンがあります。
それは、最近注目されている「リース型ローン」又は、「個人リース」です。このローンは、商品を購入というより、長期間商品を借りるリースの形をいい、購入してローンを組むよりリースにした方がコストを安く抑えられます。頭金が不要だったり、諸費用も含めた支払いがローンに上乗せできるメリットもあります。
リース型ローンは、車の3年、または5年後の下取り価格を予め決めておき、残りの金額をローンで返済していく仕組みです。例えば、車両価格が、300万円で3年後の下取り価格を120万円にした時、差額の180万円を36回で返済します。月々の返済額が抑えられ、同じ返済額ならワンランク上の車種が選べます。
この車の所有権は、ディーラーにありますが、契約期間終了後は、車をディーラーに返却する形になります。もし気に入って「所有したい」という場合は、下取り価格を一括で支払い車を買い取ったり、下取り価格を再度ローンを組んで払い、車を引き取ることもできます。

現在、このシステムを扱っているのは、自動車販売会社&レンタルリース会社のトヨタレンタリースや、総合リース系カーリース会社のオリックス・オートリースなど。自動車メーカーの他に、整備業者、中古車業者、銀行、スーパーなどでご利用いただけます。

税金や保険込みの「個人リース」

「個人リース」とは、車の返却を前提に、リース型ローンと同様、下取り価格を決めてリースをする仕組みをいいます。
この「個人リース」は、自動車税や保険など必要な諸費用も予め含み、支払いを均等化できるメリットがあります。
個人型リースには、2種類あって、契約期間終了後は、①終了時点で下取り価格を査定し直し、その差額を精算する「オープンエンド型」。②規定の条件を満たしていれば、査定せず車を返却して終了する「クローズエンド型」があります。

それでもローンを利用したい場合は?

どうしてもお金が必要な時は、返済のメドを考えて、どこの金融機関に融資を受けるか決めましょう。24時間営業の無人店舗でお金が借りられる消費者金融は、手軽で便利ですが、その分金利も高く設定されています。翌日返済できるような緊急時以外は利用しないことです。
最近では、銀行の24時間営業店舗も増えてきていますが、時間外の利用や他行からの引出しは、手数料を徴収されることがあります。しかし、消費者金融は、翌日の朝、返済すれば利息はかかりません。「終電を逃して、タクシー代が足りない。」このようなケースで、明朝、お金が用意できるということであれば、24時間営業の消費者金融を利用した方が良いです。
また、数日以内に返済できる場合は、貸出金利が普通の消費者金融よりも低い銀行系消費者金融を利用すると良いでしょう。